2000年8月14日
釣行記 Curtis Creek〜

 

帰省時は地元の弟に良い釣り場は無いか相談して、いつも「○○川は良いよ!」という所に行くのだが今年は此処と決めた川があった。

 

フライを始めて最初の頃にフライの雑誌で読んだ釣行記。

その釣行記の内容は今となっては覚えていないのだが妙にその川に惹かれたのを覚えている。

河川名は書かれていなかったが、断片的に出て来るヒントを頼りに地図でめぼしを付けたその川に行ってみた。

実際は違っていたのかもしれない...

でも僕はその川がすぐに気に入った。

その川は素晴らしい溪相の中で夢のような釣りをさせてくれたのだ。

独身だったこともあり帰省中は毎日のように通うようになった。

しかし、数年間は良い釣りができたがある時からぱったりと釣れなくなった。

本流が地元紙を始め全国区の某雑誌に紹介されたからかもしれない、たまたまアウトドアブームで釣り人も増加していた頃とも重なっていた。

釣りに行くと人気の無かった川に何時も釣り人を見かけるようになった。

 

あの川にはもう何年も行っていない。

今年はあの川を見つけた頃の静けさを取り戻しているかもしれないと思った。

 

8月14日の朝やっと実家に到着。

だいぶ疲労していたが車を運転してくれるはずの弟は9時くらいまで仕事で職場から直接、現地に向かうと言うので現地手前で落ち合う約束をして再度運転する事になった。

かなり疲れていたはずだが、久々の溪に向かうドライブは苦にはならなかった。

(昨夜→今朝の運転で走行距離は800kmを超えていた。そして、この日も含めると1000kmを超えることに...)

途中、予定どおり弟と合流し11時ごろ現地到着。

林道を走っても先行者の気配は無く、嫌が上でも期待が高まった。

11時30分に釣りを開始。クモの巣がそのまま残っており連休にもかかわらず溪はひっそりしていた。

 

数日前ほんの少しの距離だが弟がリサーチしており、その時29cmのイワナを釣ったという堰堤上の小さなプールに行ってみた。

だが渇水気味なのかそのプールは小さな水溜りになっていた。

流れ込みも流れは無く伏流水が、かろうじてその水溜りを維持しているみたいだ。

もう居ないだろうと思ったが、その水溜りを覗いてみると頭を石に突っ込んだイワナが見えた。

やはり大きい。尺くらいに見える。

この水溜りも何時まで維持できるか判らないので流れの中に戻してあげようと思い水溜りのそのイワナを捕まえる事にした。

逃げ惑うイワナをなだめるように捕まえて素早く流れのある所へ移動した。

捕まえる時、少し手間取ってしまったので写真は撮らずサイズだけ測ってみた。

ジャスト30cm。たぶん弟の釣ったものと同じ魚だと思い「計測ミスかな。悔しいけど尺イワナだったみたいだね」と弟に言った。

流れに返すとイワナは元気に泳いで岩陰に隠れていった。

C&Rすればまた同じ魚に出会えるという事をまた、実体験できたのが嬉しかった。

 

それから3時間。昔のように僕は釣り続けた。

ほぼポイントごとにイワナが反応した。

数年間の空白など在ったのだろうか?

魚影も、周りの景色も、この川の水源の素晴らしさを物語るように昔お気に入りだったポイントは石の場所まで一緒だった。

ちょっと残念と言えばアベレージサイズが少し落ちたかな?と言う事だけだが、この溪で釣りをしている間サイズは気にならなかった。

たまたま今回は釣れなかったが、尺イワナが居る事もわかったし...

 

Curtis Creek 

また、帰省の時は此処へ通う事になりそうだ.....

 

−完−