2001年7月16日
釣行記 〜触れてはいけないもの〜

 

はやる気持ちを押えながら、ゆっくりと朝食を宿で済ませ、目的の川に向かった。

その川は予想通りの美しさだったが最初魚影を見つける事は出来なかった。

それでもここまで来たのだからと釣りを始めると数分後に遠くで嫌な音が聞こえ始めた。

そして少し後にはバケツをひっくり返したような雨...

先ほどまでは薄曇だったのでレインウェアは車の中、あっという間に二人共ずぶ濡れになって車の中へ避難した。

何か触れてはいけないものに触れてしまったような気がした。

流れには少し濁りも入り、一気に意気消沈した僕らは、翌日から仕事と言う事も有り帰途につく事にした。

少し弱気になってしまった事は否めないが今から帰ればちょうどイブニングには安曇野に到着するはず...(爆)

新潟までの下道はかなり遠く感じたがそれでも海岸沿いの美しい景色はなんとなく沈んだ心を和ませてくれた。

 

新潟から高速に乗り一路安曇野へ...

安曇野へ到着したのはもうイブニングも中盤にさし掛かった頃で、目的の堰堤に着くと既にライズが始まっていた。

僕は右岸の流れ込みのライズを狙う。

数投目、漂っていたフライが突然消え僕の右腕のアワセはばっちり決まった。

そのパワーから只者ではないと直感する。

少しずつ寄せてきて魚体を確認すると間違い無く尺を越すイワナだった。

震えていたかもしれない。

ぎこちなくネットに手を掛けランディングを試みる。

1回目、失敗...

2回目、失敗...

そして3回目、ネットのフレームに触れたかと思うと同時にそのイワナは何事も無かったように僕から遠ざかって行った。

一瞬何が起こったのか解からなかったがフックが外れてしまった事を僕は認めるしかなかった。

 

この日THE-Oさんはなかなか良い型のイワナを釣り結局僕は坊主となった。

悔やんでも悔やみきれないがここで終了。

またリベンジに来ようと誓い安曇野も後にする。

そして夢の東北釣行の旅も終わりを告げた。

いや、あの雷雨が降ってきた時に終わっていたのだろう。

触れてはいけないもの...

でも、触れてみたいもの...

何時かまた、あの川を訪れてみたい

そう思った。

 

 

 

今回の旅はTHE-Oさんを始めHardyさん、Rustyさん、そしてGyoshinさんのおかげで楽しく充実したものになりました。

皆さんと巡り合えなければ夢の東北釣行は実現しなかったと思います。

釣行日よりだいぶ遅くなりましたが、ここであらためてお礼をしたいと思います。

本当にありがとうございました。

また来年??よろしくお願いします。

 

お世話になった宿のHPへ

ペンション「さんりんしゃ」

鳥海温泉「遊楽里」

 

−完−