2001年9月29日
釣行記 〜29日朝、木の橋で〜

 

朝、何度か寒さに目を覚ましたが予定時刻にはまだ早いので2度寝してしまった。

エンジンを掛け暖を取ったおかげでぐっすり寝込んでしまったらしい。

なにか良い夢を見ていたような気がするが「ハッ!」と飛び起きて外を見るとAkaさんが起きている。

予定の時刻をすでに過ぎていた。

急いで寝袋から飛び出し、まずは挨拶&昨日の報告等で談笑が始まる。

まだ寒く早朝は魚の反応は薄いだろう。

 

今日ご一緒するのは前回訪れた時にとても反応の良かった区間だ。

だいぶ暖かくなってきて釣りの準備を始めた頃には8時を過ぎていた。

準備の早く終わった僕から早速始めてみる。

小さいがすぐに反応があり活性は高そうだ。

少し安心した。

それから二人で交互に釣りあがる。

ここと言うところからは必ず反応が有った。

前回はアマゴがほとんどだったが今回はイワナが多い。

産卵期を控えた魚の移動が始まっているのだろう。

ペアリングが見れるかもしれない。

そんな場面に出会っても邪魔はしないようにするつもりだったが結局ペアリングの場面に遭遇する事は出来なかった。

まだ少し早いか?

 

最後の堰堤に来た。

ここまでに二人とも充分釣っていたが前回この堰堤下では良い思いをしている。

今回も前回ほどではなかったが、やはり遡上魚が溜まっているらしく充分楽しむ事ができた。

気づかないうちに昼をかなり過ぎていた。

イブニングを予定している所へ移動しなければならなかったので後ろ髪を引かれる思いでこの川を後にする。

車までの帰り道、ススキの穂が秋の訪れを告げていた。

 

〜最後の獲物?〜

 

イブニングは、とあるプロショップのオーナーとご一緒した時に教えて頂いたポイントでやろうと決めていた。

ここへはその後、何度か来ているが何時も美しく大きな魚に巡り会えるお気に入りの場所になってしまった。

先行者がいたが入溪点のプールで粘るとのことなので、上流に行かせてもらう。

目的のプールまで行くと散発でライズが有るが、まだ渋そうだ。

上流も気になったので釣り上がろうとしたらFFマンが上流から歩いてくる。

お話しを伺うと上流でもライズがあり結構良さそうだ。

もう帰られるとのことなので僕らは上流へ釣り上る事にした。

暗くなるまでに時間も無いのでポイントを絞り釣っていく。

少し上ったところで20cmのニジマスが釣れたがニジマスは近くの養魚場から逃げ出したものらしく鰭は痛々しかった。

さらに上り大きなプールの流れ込み付近。

フライが消えた瞬間、物凄い引きに僕のSAGEは満月になる。

ニジマス、それも完全に尺を超えていると思った。

何度もバットからのされながらもネットに収まったのは、なんと28cm程のホウライマス。

トラポンのホウライマスを釣った時はサイズの割に凄いパワーだと思ったが、それをも上回るのではないか?

 

 

時間に追われるように数枚の写真を撮り、さらに釣りあがる。

途中ライズをしていて20cm程のヤマメが釣れたが先を急ぐ為、写真は無し。

そして、何時も良いサイズが出る辺りに差しかかる。

流れの中で大きな魚の付きそうな所を読み第1投目。

その魚は待ってました!とばかりにフライを飲み込んだ。

アワセも決まりフッキング!

先ほどのホウライマスには及ばないが良いサイズのヤマメだという事はすぐに判った。

あまりの暴れ方に「尺有るかもしれない」と思ってしまった。

そして、なんとかネットに納める事に成功。

サイズを測ると先ほどのホウライマスと同じ28cmだった。

残念ながら尺は無かったが美しい魚体に見とれ写真を撮ろうと思った所で困ってしまった。

近くに浅場が無く写真を撮れる場所が無い。

ネットに入れたままあまり水面から持ち上げたくなかったので仕方無く自分から川に入りネットを水につけたまま撮影を試みた。

ネットのフレームを水面に近づけ魚体を見えるようにしてカメラを構えたのだが不安定に保持したネットのフレームが水面に没したかと思う間もなく隙を突いたそのヤマメはアッ!という間に逃げてしまい魚体を記録として残す事は出来なくなってしまった。

 

気を取り直しそこから少し上流までやってみたが結局それっきり、暗くなって、もうフライが見えるぎりぎりの状態だったが最初のプールに急いで移動した。

時々ライズしているのがわかる。

フライは既にほとんど見えない状態だったがライズをしたら合わせてみるつもりでやってみる。

一度フライのある辺りでライズが有ったが合わせても魚信は伝わらなかった。

ポイントを流れ込み側に移動。

川に入り流れに浸かったまま最後のあがきを試みる。

ライズがあった辺りにフライをキャストし続けたが、やはりもうダメか?

そろそろ止めようと思いピックアップ後フォルスキャストを始めるとラインの重みが急に軽くなった。

普通にフォルスキャストしていたのに、どうも何処かにラインが絡まってしまったみたいだ。

僕はラインを手繰り先端を探した。

すると驚いた事にリーダーが自分をぐるぐる巻きにしている事に気づいた。

「おかしいなぁ?」と思いつつ、さらにティペット部分まで探り当てた時、驚くべき事が起こった。

なんと手元に魚信が伝わってきたのだ。

しかし次の瞬間それは悲鳴へと変わる...

ワァァアー!

なんと魚信の主はバットマンだった!

それも50cmほどの距離でバタバタと飛んでいるではないか!

今まで何度か釣った事があるが、あまりの至近距離に泡を吹き(嘘)、その場で気を失いそうになった(嘘)がここは水の中!それは即死亡を意味する(涙)

とにかく水の中では思うように動けず川岸まで暗闇の中を必死になって戻った。

パニクっている僕にAkaさんは心配そうだった?が、恐る恐るティペットを手繰ってみると奴は何処かへ消えていた。

思わずホッとしてぐるぐる巻きのリーダーを解いた。

奴はいったい僕をどうしようとしていたのだろう?

それにしても最後の釣果がバットマンとは...(T_T)

 

 

これで釣りは終わり。

ひたすら夜の川原を歩き汗だくになって車まで戻った。

暫しの談笑後、Akaさんは明日も釣りをするので、ここでお別れ。

僕は帰路についた。

途中、ネットでお世話になっている方々からお電話を頂いたり、こちらから電話をしまくった事もあり眠くなる事も無く無事に帰る事が出来た。

 

今回はAkaさんを始め多くの方に、色々な形でお世話になりました。

みなさん、いつも本当にありがとうございます。

 

−完−