2002年2月18日
釣行記 〜初シラメとNewロッド入魂〜

 

天気予報は厳しさを予感させた。

前日の夜は雨、明けた当日は強風が吹くらしい。

それでも楽観的に考え早朝より長良に向かう。

現地に到着すると意外な事に風は無風、水面にはすでにライズの波紋が広がっていた。

川に降りるとすでにtarkusさんが到着されていて、少し後にはクリフさんが出勤途中であるにもかかわらず激励に駆けつけてくれた。

お二人と少し歓談している間にもライズは増え続け、平常心でいられなくなった僕は早速釣りを開始。

条件的には最高で「これはいただき♪」と考えていたが、そんな楽観的な考えはすぐに打ち砕かれる。

鏡のような水面のため流すフライはすべて見切られ全く相手にされない。

やはり、噂どおり超難易度のライズだった。

 

一度だけ反応があったが無風ではやはり難しい。

そう思っていたら天気予報どおり風が出てきて少し反応も見せるようになってきた。

反応はするがなかなかフッキングしない。

熱くなっていると沢のやんちゃ坊主さん、ひぐさん、千葉さん、わっちゃん、ともちゃんが付知よりお見えになり挨拶も程ほどに皆でライズを狙い始めた。

皆、兵揃いだがやはりなかなか難しいみたいだ。

風はどんどん強くなり厳しさを増していく。

そんな時ついにひぐさんがシラメをHit!

ひぐさんは先週もここで釣られている。

さすが!

 

よし!と気合を入れなおしてみるがライズは昼が近づくにつれて散発になっていった。

水面を凝視していてもたまにしか起こらない。

「もうダメかな?」と思っていた時、水面が突然割れ僕の右手はそれに反応した。

諦めかけていただけに嬉しい初釣果!...のはずだったがネットに収まったシラメを良く見るとスレで掛かったものだった。

嬉しいような悲しいような複雑な心境。

でも、この状況ではそれでも良しとしなきゃ!

 

風はさらに強くなり、ライズは無くなってしまった。

僕は偵察のため一度ひぐさんに別れを告げて上流のポイントを回ってみることにする。

 

有名なポイントをつぶさに見ていくがやはり風が強くライズも見当たらない。

「今日はイブニングまで無理かな?」そう自分に言い聞かせ移動を繰り返す。

本音では何処かに「今日はイブニングも無理かも?」という弱気な自分が居たが、そういう思いは胸の奥深くに閉じ込めた。

そして、とあるポイントに到着した。

誰もいない...

事前情報でライズする場所はある程度わかっていたので、その辺りをしばらく眺めていたのだがライズは見当たらない。

かなり期待していただけに少し落ち込む...

しかたが無いのでさらに上流を目指そうとしたその時、ふと視界に入った流れ込みでライズが有ったように見えた。

急に冷静になり目を凝らしてその辺りを見つめると激しい飛沫が一つ、二つと起こるのが見えた。

「ライズだ!」

僕はすぐに川原まで降りると、そそくさと身支度を整えライズのある地点に向かう。

風はだいぶ弱くなっていたが、ライズまでの距離は遠く自分にとって限界のキャストが必要なのは明白だった。

午前中風が強くなってきた時から#5のシューティングシステムにしていたがこれが曲者、自分の技術が未熟と言うこともあるがまったく飛ばない。

それでも、#4や#3よりはマシだろうと思いそのままのシステムでライズを狙ってみる。

ベストの下端が少し濡れるギリギリまでウエディーングし第一投目...

やはり、届かない。

ポジションをあれこれ替えながら二投、三投と繰り返すうちに少しコツが掴めてきてライズまで何とか届くようになってきた。

「イケるかもしれない...」

そう思えるようになったころ上手くフィーディングレーンに乗ったフライにやっと反応があった。

右手の小さなモーションでばっちりフッキングも成功!

だが、ここからが冷や汗ものだった。

フッキング地点が遠いため割と強めの流れの中をかなりの距離引き寄せなければならない。

ティペットは12X!無理は出来なかった。

慎重になりすぎるとテンションが緩みバレるので慎重な中にも強引気味に魚を引き寄せる。

そして、ネットイン!

放流のアマゴだ。

今度は口にしっかりフッキングしている。

写真を数枚撮り流れに戻すと辺りには雪が降り始めていた。

 

相変わらずライズまで届きさえすれば反応が多い状態が続き、もう一匹釣る事が出来た。

空からは雪が激しく降りてくる一方、風は微風へと変わっている。

実はライズ地点までの距離は15ヤードから20ヤード。

僕はここで未だに入魂できずにいたNewロッド、SAGEの389SLTでどうしても釣ってみたくなった。

#5を納竿し389SLTに変更。

慎重にキャストを開始すると微風と言うこともあるが、何とかライズ地点までフライを運んでくれた。

最初は無理だと思っていただけに少し意外だったが、少しはキャスレの効果があったのかも?

入魂の期待が一気に高まってきた。

しぶとくライズを狙って暫らく経ったとき、ついにフライにアタックがあった。

ミディアムファストのロッドアクションは遠くのライズにもタイミングを逃すことなくフッキングを助けてくれた。

そういえば#3のロッドで魚を掛けるのは本当に久々だ。

アマゴ特有の引きも上手く吸収してくれるので小気味良い引きを楽しみながら寄せることができた。

そしてついにネットに納めることに成功!

Newロッドに入魂できて、この日は二重の嬉しさだ!!

 

その後もライズは続き反応は鈍くなったものの二匹のシラメを手にする事ができた。

最後に釣れたシラメは放流したものだと思うがヒレの損傷も少なく美しかった。

以前、もう少し季節が進んだ時に釣れたシラメや去年釣ったヒカリのような野生の煌きは薄いと感じたが現在の長良でそれを言うのは贅沢な悩みなのかもしれない。

 

 

気がつくと辺りはすっかり暗くなっていた。

ライズはまだ続いていたが、さらに激しさを増す雪に追われるように僕は長良川を後にした。

 

 

 

〜追伸〜

今回はHardyさんを初め、THE-Oさん、Rustyさんから励ましのTELを頂きました。

今回に限らず、何時も応援していただき感謝しています。

また、午前中ご一緒していただいたtarkusさん、早朝より激励に来てくださったクリフさん、ありがとうございました。

そして沢のやんちゃ坊主さん、ひぐさん、千葉さん、わっちゃん、ともちゃんのRo-man軍団?の皆さん、最初はちょっと様子見のつもりだったのでご挨拶もせずにお別れする事になってしまい申し訳ありませんでした。

また、何処かでご一緒してください!

 

−完−